豆知識(個別対応を大切に)
■ご利用者の希望に添った調理
どんなに虚弱な人でも、どんなに好き嫌いの多い人でも、アレルギー体質の人にも、十分な栄養をできるだけ口からとっていただきたいと考えています。パン食が嫌いな方はご飯にし、ソース味の焼きそばが嫌いな方は塩味のあんかけ焼きそばに、またカレーを肉じゃがに変えたり、うなぎ、かき、さば、日本そばなどの代替品の準備をしたり、できるだけ食事を全部食べていただけるように希望を聞いたり、職員全員で話し合ったりしながら細かく配慮をしています。
また、食欲のない方へも、好物の食べ物、例えばお寿司・うなぎ・果物・ゼリーなどを準備し、食べる元気が出てくるように対応しています。
■咀嚼(そしゃく)困難者(かみにくい方)への工夫
常食を単に刻み食いやミキサー食にして出すのではなく、食材料や調理方法で工夫をしています。
例えば、焼き魚は蒸し魚にして皮を取り、スプーンでつぶれる状態にしたり、とんかつのときには、メンチカツを別につくったり、大正えびの天ぷらでは、えびのすり身をボールにして煮つけにしたり、飲み込みやすい卵の蒸し料理をつくるなどして、できるだけ見た目をくずさず、食べやすい状態に調理して提供しています。
■嚥下(えんげ)困難者(飲み込みにくい方)への工夫
鶏肉を煮物に
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汁物や飲み物でむせやすい方には、とろみをつけて出しています。
食事介助の途中でも、個人に応じて飲み込みやすい粘度になるよう、介護職員とも連携しています。
また、1日の水分量が不足がちな方には、飲み物を豊富に準備し、好みに応じて全職員がこまめに水分補給を行います。
このように、全職員が「食」の大切さを認識し、協力しあえる体制を組み立てております。
■介護食作りのポイント
1、食べやすい形状に作る。
キザミ食
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薄切りにする⇒⇒⇒みじん切りにする⇒⇒⇒スプーンでつぶす
⇒⇒⇒フードカッターに回す⇒⇒⇒ミキサーにかける
ひとつの素材を調理するにも以上のような5種もの食べやすいレベル調整方法があるので、試してみてください。
2、とろみをつける。
とろみをつけることにより、飲み込みやすくして、誤嚥(ごえん)やむせることを防ぎます。調理作業中に、水とぎ片栗粉でとろみつけるのも、のどごしをよくします。また最近は、とろみ剤(増粘剤)なども介護用品を扱われているお店で市販されていますので、お尋ね下さい。
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